ばらかもんコミックス4巻のレビュー/感想
4巻賞に向けた充電期間となります。
パソコンが壊れただけでは
パソコンを送る期間の一週間くらいの休みとなるのですが、
今回は賞が近いということでそのままかなりの長めの休みとなりました。
「考えなしに書いて神崎に負けるのは嫌だし、慎重に書いて負けるのはもっと嫌だ」、
そんな言葉を言ってしまう清舟にとって、
島ののんびりとした生活から身を持って学ぶのが一番なのでしょう。
今回は主に清舟以外の登場人物のキャラ立ちが多かったように思います。
ヒロシが黒鯛をさばくシーンですが、
平凡だと思っていたヒロシが自分の鯛をさばく技術を
清舟に「自慢できる」と言われ、その言葉がきっかけで自分の進路について考えます。
タマについては作者のお気に入りのキャラなのか、
タマの漫画投稿秘話の話があったり、
タマにそっくりなタマ弟の微妙な存在感を発揮していたりと前回に続き、
なかなかの名脇役っぷりを発揮して、漫画を盛り上げています。
タマの友達である美和は、
今まで元気っ子という設定しかないように見えましたが、
そのままで美和のお父さんが出てきて、清舟に船の字を書くように依頼します。
美和関係は強引なキャラという位置づけで、深くは掘り下げないかもしれません。
最後になるについてですが、
清舟が色んなインスピレーションを貰ってばかりに見えますが、
なるも清舟がいて楽しくなったという相互的な関係であると同時に、
なるについても人柄を掘り下げるような内容となっています。
よい字を書くには、よい人を見ていく。
そんな近道が島にはあるのかもしれません。