ばらかもんコミックス1巻のあらすじ

書道家として若くして注目を集めていた23歳の半田清舟は、
自分の授賞式で展示館の館長に酷評され、殴りつけてしまう。

その事件をきっかけに五島列島の田舎に住むように、
同じ書道家である父親に命じられ、小さな島での生活が始まります。

島にはバスもタクシーもなく、
通りがかったおじいさんの軽トラックで移動する始末だった。

そこで会ったおじいさんの言葉が引き金となり、
ネガティブだった心の暗雲が少し晴れていきます。

しかし、島で用意されていた空家には、
地元の子供たちの秘密基地にされていました。

基地の住民だった7歳の琴石なるに何度も家に侵入され、
無理やり交流することになるのです。

なるに邪魔されながらも習字を書く清舟だったが、
なるにお手本通りの字だと酷評した館長の言葉を思い出すような言葉を言われ、
なるに当り散らしてしまう。

しかし、海を見ながら自己嫌悪をしていると、
なるに「ごめんなさい」と謝られてしまった。

自分が悪いとしか思っていなかった清舟は戸惑いながら受け答えすると、
なるは意外な返答をしました。

清舟はその子供らしい素直な返答に、
感化されて作品をある文字を書き上げたのでした。

それからなるを通して9人しかいない地元小学校との交流や、
基地を使っていた中学生と交流していく。

そして、ヒロシという島の不良少年が大家さんの息子であり、
大家さんに命令されて、食事を持ってくる。

平凡の塊のような家庭で育ち、自身もそうであるヒロシは、清舟を才能ある人間と嫌悪していたが、
清舟と関わっていくうちに自分のこれまでの生活を振り返って、清舟を認めていったのでした。